15時18分開議
副議長(高木明)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第1の質疑を継続します。
朝倉幹晴議員。(拍手)
[朝倉幹晴議員登壇]
朝倉幹晴議員
市民社会ネットの朝倉幹晴です。市民社会ネットを代表して、9月議会に関し質問いたします。
地域活性化経済対策臨時交付金、地域活性化公共投資臨時交付金で今回さまざまな事業が企画され、それが補正予算となっております。各論に入る前に総論で質問いたします。
国全体としては、前政権の時代の5月29日の臨時国会で、都道府県などに拠出する基金4.3兆円、地域活性化・経済危機対策臨時交付金1兆円、地域活性化・公共投資臨時交付金1.37兆円が決まりました。まずお聞きしたいのは、今回の市の補正予算の中で地域活性化・公共投資臨時交付金については、地域活性化・経済危機対策臨時交付金に比べ該当項目が少ないですが、国からどのような要綱がどの時点で示されているのでしょうか。
その後、民主党が8月30日の総選挙で大勝し、民主党、社民党、国民新党が連立政権をつくる予定です。先番議員の議論の中にもありましたが、執行停止という話も出ております。国からの地方自治に関する基金交付金について、政権の移行に伴いどのように変化していくのか、市財政部としてどのように把握しているのか、把握していない部分があるとしたらどのように把握していくつもりかお聞きします。
また、議案第9号船橋市旧西浦町事業所解体工事請負契約締結、議案第10号西浦下水処理場合流沈砂池機械設備更新工事請負契約締結、第11号高瀬・飯山満幹線管渠築造工事請負契約締結について、それぞれどのような入札方式をとっているのか、昨年までの入札方式との変更点はどうかをお聞きします。
そして、今回の臨時交付金の中で、前回の議会で決まった道路の標識に対するデータ入力、そして今議会に提案されている消防水利台帳や固定資産台帳についてのデータ入力、それぞれいいことだと思いますが、それを地図データ上で統合し把握するデータ管理を目指さなければならないのではないでしょうか。情報管理を担う方向性をどのように考えているのでしょうか。
次に、補正予算書12ページ、防災対策費に関してお聞きします。
防災対策については、この8月、9月は、ふだんさまざまなイベントが企画されております。9月26日(9月24日「27日」と訂正許可)に、ことしも第4回、東京秋葉原の電気街口に集合して、秋葉原から船橋まで歩いてくる帰宅演習が行われますが、これは実施されますが、残念ながら8月30日に予定されていた防災訓練は、選挙の関係で中止されてしまいました。そのとき配布する予定だった防災備品などもあると思うんですが、それらの配布が滞りなく今後の機会において行われることを要望いたします。
今回、7中学校に防災備蓄を今年度に配備し、残る未配備校も緊急に配備するというご答弁がありました。しかし、まだ未配備校として残る葛飾中、前原中、二宮中、高根台中については、当面備蓄が手薄になります。この4校の近隣小学校の備蓄をふやすなどの対策はできないのでしょうか。
次に12ページ、社会福祉総務費の住宅手当緊急特別措置事業費について質問いたします。1,000人掛ける3カ月を想定しているとのことですが、それで十分とお考えでしょうか。また、その根拠はいかがでしょうか。また、もし不足した場合の対応はどのようにされるのでしょうか。
次に、介護保険課に係る補正予算書13ページ、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した介護従事者支援事業補助金についてお聞きします。市民がホームヘルパー2級を取得し、介護サービス事業所に就労した場合の受講料、教材費を補助するということで、積極的な施策と評価します。しかし、ホームヘルパーの労働条件が悪いため、2級の資格を取っても継続的に働く人が少ないのが現状です。市として、ホームヘルパーの労働条件の改善のためにどのような施策をとっていくのか、お聞きいたします。
後期高齢者医療対策費の補正に関しては、出納整理期間中に納付された平成20年度分の保険料の額の確定に基づく補正であり、その数字がつじつまが合っているということは認めますが、私たちはそもそもこの後期高齢者医療制度の問題点を指摘しており、これが今後の政権の中でどのように判断されていくのか、市としても動向を注視していただきたいと思います。
子育て応援特別手当支給事業については、同じ予算ならば、例えば金銭的な補助でなく、保育園増設など社会的整備に使うほうが本当の子育て支援に役立つのではないかと考えます。もしこの事業をやるという前提に立つと、第2子、第3子だけでなく、第1子からも出さないと不平等と先回の議会で池沢議員が指摘いたしましたが、今回は第1子から出されることに修正されました。しかし、民主党が企画している月2.6万の子育て手当も含めて、果たしてこのような形で直接渡すだけが子育て支援のあり方として正しいのかどうか、考え直す必要があるのではないでしょうか。
保育課にかかわる補正予算書13ページの私立保育園運営補助費と施設整備費補助費について質問いたします。
この2園の開設で保育需要のどれぐらいが満たされ、待機児童はどのように減少するのか、具体的な数字をお示しください。そして、待機児童が解消できない場合、今後どのように整備していく予定でしょうか。
二和向台駅のそばに開設される船橋あおぞら分園に関する補助をするということでありますが、分園は設置基準が本園より甘く、調理室なしでも、園庭もなくてもよいとされております。本園に比べ保育の質が低下する危険性があると言われますが、どう対処するのでしょうか。延長保育の場合、子供たちを本園に移動させるのでしょうか。それとも分園での送迎が可能なのでしょうか。
次に、補正予算書14ページの結核予防費について質問いたします。
結核予防費について、当初予算で想定されていた保険を持たない人の入院が、予測より3名ほど多かったための補正と聞いております。無保険者の結核罹患発見について、どのような経過のものであったか、例をお示しください。
次に、17ページの学校教育部、管理部に関する予算について質問いたします。これまでの議会の中で、昨年の3月の包括外部監査に対する質疑の中で、私は市の学校事務員のパソコンがないことの問題点を指摘しました。今、各学校には市からの学校事務員と県費の学校事務員がいるわけですが、市の事務員のほうについてパソコンがありません。今回の補正予算でのパソコンは市の職員の学校事務員に配置されるのでしょうか。
そして、情報管理についてお聞きします。昨年まで教員のUSB紛失による事故が多くありました。今回、教員が使うパソコンが教員3人に1台の割合で配付されることになりますが、このパソコンの情報管理の方法はどうなっているのでしょうか。例えば、学校に従来の設置パソコンが常備された場合、プリンタはそれぞれのパソコンについてあるのか、それとも学校、職員室全体で一つに統合されているのでしょうか。そして、10人の教師がパソコンを持ったとしたら、パソコン同士でのデータの交換、3年1組のデータと3年2組のデータがお互い交換できるということができるのでしょうか。そして、このパソコン上の情報はUSBで持ち出せるのでしょうか。
次に、小学校、特別支援学校に配備される教材提示用カメラについて質問いたします。
教材提示用カメラで顕微鏡と連動させて、原生動物などが動く映像を画面上にまず教師が提示した上で、その次に生徒が顕微鏡で実際に観察するという導入をすると、生徒の興味も非常に引くのではないかと思います。今、下水道展の中で、1階で、下水道部が下水処理場にいるミドリムシなどを見せておりますが、私も見ましたけど、ああいう形の教育が学校でなされることを期待したいと思うんですが、これまでの設備でできたのでしょうか。そして、今回の設備ではどうなるのでしょうか。市立船橋高校での教育のほうにも、教材提示用カメラが必要だと思いますが、どうして今回の予算で配備されなかったのでしょうか。
次に、消防局に関する16ページの議案について質問いたします。
今回の補正予算で配備される車の使用目的、そしてこの車は更新なのか、新規なのか、そして配置場所についてお聞きします。
消防水利データ管理に関しては、将来的には市民が最終的には閲覧できるように、ホームページ上でも公開していくほうがよいと思いますが、いかがでしょうか。そして、まず当面、消防局内での把握のためにも、また市民がわかりやすく破損などを市に通報したり場所がわかるように、例えば「湊町15番」などの番号表示をして、現地でも把握できるような番号表示をしたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。
次に、総合交通対策費について質問いたします。
今回のエレベーター等の設置予算は、全体的に前向きの方向で歓迎いたします。今回予算づけされた新京成線高根木戸、滝不動、三咲、またJR下総中山駅において、入り口が東西に複数箇所ある場合、あるいは南北に複数箇所ある場合、片側だけに外づけエレベーターを配置しても、エレベーターがない側の住民の中に、車いす利用者からすると、踏み切りや道路が安全でないと、反対側のエレベーターのある側に回れないという状況があります。これではバリアフリー化完了とは言えません。特に滝不動駅などの踏切は非常に危険な状態で、車いすで反対側まで回れるかどうか非常に不安な状態があります。市としてエレベーターのない側の住民の中の車いす利用者のことを考えて、踏切や道路が安全でないと使えないことになり、今� �の措置をしてもバリアフリー化完了とは言えないのではないかと思いますが、市としてどのように考えているのか、そして今後の方向性についてお聞きします。
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