15時18分開議
副議長(高木明)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第1の質疑を継続します。
朝倉幹晴議員。(拍手)
[朝倉幹晴議員登壇]
朝倉幹晴議員
市民社会ネットの朝倉幹晴です。市民社会ネットを代表して、9月議会に関し質問いたします。
地域活性化経済対策臨時交付金、地域活性化公共投資臨時交付金で今回さまざまな事業が企画され、それが補正予算となっております。各論に入る前に総論で質問いたします。
国全体としては、前政権の時代の5月29日の臨時国会で、都道府県などに拠出する基金4.3兆円、地域活性化・経済危機対策臨時交付金1兆円、地域活性化・公共投資臨時交付金1.37兆円が決まりました。まずお聞きしたいのは、今回の市の補正予算の中で地域活性化・公共投資臨時交付金については、地域活性化・経済危機対策臨時交付金に比べ該当項目が少ないですが、国からどのような要綱がどの時点で示されているのでしょうか。
その後、民主党が8月30日の総選挙で大勝し、民主党、社民党、国民新党が連立政権をつくる予定です。先番議員の議論の中にもありましたが、執行停止という話も出ております。国からの地方自治に関する基金交付金について、政権の移行に伴いどのように変化していくのか、市財政部としてどのように把握しているのか、把握していない部分があるとしたらどのように把握していくつもりかお聞きします。
また、議案第9号船橋市旧西浦町事業所解体工事請負契約締結、議案第10号西浦下水処理場合流沈砂池機械設備更新工事請負契約締結、第11号高瀬・飯山満幹線管渠築造工事請負契約締結について、それぞれどのような入札方式をとっているのか、昨年までの入札方式との変更点はどうかをお聞きします。
そして、今回の臨時交付金の中で、前回の議会で決まった道路の標識に対するデータ入力、そして今議会に提案されている消防水利台帳や固定資産台帳についてのデータ入力、それぞれいいことだと思いますが、それを地図データ上で統合し把握するデータ管理を目指さなければならないのではないでしょうか。情報管理を担う方向性をどのように考えているのでしょうか。
次に、補正予算書12ページ、防災対策費に関してお聞きします。
防災対策については、この8月、9月は、ふだんさまざまなイベントが企画されております。9月26日(9月24日「27日」と訂正許可)に、ことしも第4回、東京秋葉原の電気街口に集合して、秋葉原から船橋まで歩いてくる帰宅演習が行われますが、これは実施されますが、残念ながら8月30日に予定されていた防災訓練は、選挙の関係で中止されてしまいました。そのとき配布する予定だった防災備品などもあると思うんですが、それらの配布が滞りなく今後の機会において行われることを要望いたします。
今回、7中学校に防災備蓄を今年度に配備し、残る未配備校も緊急に配備するというご答弁がありました。しかし、まだ未配備校として残る葛飾中、前原中、二宮中、高根台中については、当面備蓄が手薄になります。この4校の近隣小学校の備蓄をふやすなどの対策はできないのでしょうか。
次に12ページ、社会福祉総務費の住宅手当緊急特別措置事業費について質問いたします。1,000人掛ける3カ月を想定しているとのことですが、それで十分とお考えでしょうか。また、その根拠はいかがでしょうか。また、もし不足した場合の対応はどのようにされるのでしょうか。
次に、介護保険課に係る補正予算書13ページ、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した介護従事者支援事業補助金についてお聞きします。市民がホームヘルパー2級を取得し、介護サービス事業所に就労した場合の受講料、教材費を補助するということで、積極的な施策と評価します。しかし、ホームヘルパーの労働条件が悪いため、2級の資格を取っても継続的に働く人が少ないのが現状です。市として、ホームヘルパーの労働条件の改善のためにどのような施策をとっていくのか、お聞きいたします。
後期高齢者医療対策費の補正に関しては、出納整理期間中に納付された平成20年度分の保険料の額の確定に基づく補正であり、その数字がつじつまが合っているということは認めますが、私たちはそもそもこの後期高齢者医療制度の問題点を指摘しており、これが今後の政権の中でどのように判断されていくのか、市としても動向を注視していただきたいと思います。
子育て応援特別手当支給事業については、同じ予算ならば、例えば金銭的な補助でなく、保育園増設など社会的整備に使うほうが本当の子育て支援に役立つのではないかと考えます。もしこの事業をやるという前提に立つと、第2子、第3子だけでなく、第1子からも出さないと不平等と先回の議会で池沢議員が指摘いたしましたが、今回は第1子から出されることに修正されました。しかし、民主党が企画している月2.6万の子育て手当も含めて、果たしてこのような形で直接渡すだけが子育て支援のあり方として正しいのかどうか、考え直す必要があるのではないでしょうか。
保育課にかかわる補正予算書13ページの私立保育園運営補助費と施設整備費補助費について質問いたします。
この2園の開設で保育需要のどれぐらいが満たされ、待機児童はどのように減少するのか、具体的な数字をお示しください。そして、待機児童が解消できない場合、今後どのように整備していく予定でしょうか。
二和向台駅のそばに開設される船橋あおぞら分園に関する補助をするということでありますが、分園は設置基準が本園より甘く、調理室なしでも、園庭もなくてもよいとされております。本園に比べ保育の質が低下する危険性があると言われますが、どう対処するのでしょうか。延長保育の場合、子供たちを本園に移動させるのでしょうか。それとも分園での送迎が可能なのでしょうか。
次に、補正予算書14ページの結核予防費について質問いたします。
結核予防費について、当初予算で想定されていた保険を持たない人の入院が、予測より3名ほど多かったための補正と聞いております。無保険者の結核罹患発見について、どのような経過のものであったか、例をお示しください。
次に、17ページの学校教育部、管理部に関する予算について質問いたします。これまでの議会の中で、昨年の3月の包括外部監査に対する質疑の中で、私は市の学校事務員のパソコンがないことの問題点を指摘しました。今、各学校には市からの学校事務員と県費の学校事務員がいるわけですが、市の事務員のほうについてパソコンがありません。今回の補正予算でのパソコンは市の職員の学校事務員に配置されるのでしょうか。
そして、情報管理についてお聞きします。昨年まで教員のUSB紛失による事故が多くありました。今回、教員が使うパソコンが教員3人に1台の割合で配付されることになりますが、このパソコンの情報管理の方法はどうなっているのでしょうか。例えば、学校に従来の設置パソコンが常備された場合、プリンタはそれぞれのパソコンについてあるのか、それとも学校、職員室全体で一つに統合されているのでしょうか。そして、10人の教師がパソコンを持ったとしたら、パソコン同士でのデータの交換、3年1組のデータと3年2組のデータがお互い交換できるということができるのでしょうか。そして、このパソコン上の情報はUSBで持ち出せるのでしょうか。
次に、小学校、特別支援学校に配備される教材提示用カメラについて質問いたします。
教材提示用カメラで顕微鏡と連動させて、原生動物などが動く映像を画面上にまず教師が提示した上で、その次に生徒が顕微鏡で実際に観察するという導入をすると、生徒の興味も非常に引くのではないかと思います。今、下水道展の中で、1階で、下水道部が下水処理場にいるミドリムシなどを見せておりますが、私も見ましたけど、ああいう形の教育が学校でなされることを期待したいと思うんですが、これまでの設備でできたのでしょうか。そして、今回の設備ではどうなるのでしょうか。市立船橋高校での教育のほうにも、教材提示用カメラが必要だと思いますが、どうして今回の予算で配備されなかったのでしょうか。
次に、消防局に関する16ページの議案について質問いたします。
今回の補正予算で配備される車の使用目的、そしてこの車は更新なのか、新規なのか、そして配置場所についてお聞きします。
消防水利データ管理に関しては、将来的には市民が最終的には閲覧できるように、ホームページ上でも公開していくほうがよいと思いますが、いかがでしょうか。そして、まず当面、消防局内での把握のためにも、また市民がわかりやすく破損などを市に通報したり場所がわかるように、例えば「湊町15番」などの番号表示をして、現地でも把握できるような番号表示をしたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。
次に、総合交通対策費について質問いたします。
今回のエレベーター等の設置予算は、全体的に前向きの方向で歓迎いたします。今回予算づけされた新京成線高根木戸、滝不動、三咲、またJR下総中山駅において、入り口が東西に複数箇所ある場合、あるいは南北に複数箇所ある場合、片側だけに外づけエレベーターを配置しても、エレベーターがない側の住民の中に、車いす利用者からすると、踏み切りや道路が安全でないと、反対側のエレベーターのある側に回れないという状況があります。これではバリアフリー化完了とは言えません。特に滝不動駅などの踏切は非常に危険な状態で、車いすで反対側まで回れるかどうか非常に不安な状態があります。市としてエレベーターのない側の住民の中の車いす利用者のことを考えて、踏切や道路が安全でないと使えないことになり、今� �の措置をしてもバリアフリー化完了とは言えないのではないかと思いますが、市としてどのように考えているのか、そして今後の方向性についてお聞きします。
なぜ無停電電源装置は、発明された
次に、環境部についてお聞きします。環境保全推進費のうち、温暖化対策費で太陽光発電システム、高効率給湯設置補助事業について、全体的には積極的な施策と考えます。しかし、同じ予算を使う温暖化対策ならば、同じ予算を使ってさらに有効な手段があるのではないかと思います。例えば、マイカーの使用をできるだけ控える形で公共交通に誘導することにより、マイカーに伴うCO2排出を減らすという誘導がなぜ選択できなかったのか、疑問があります。
そして、仮に今回太陽光発電システムなどが導入されて、その部分でCO2排出が削減されても、民主党が提唱している高速道路無料化が実施されてしまえば、その効果をはるかに上回るCO2排出量があり、もとのもくあみか、さらに悪化する状態になります。私は、その状態に危惧を持ち、昨日、国会衆議院会館に行きまして、国民新党亀井静香代表、そして社民党阿部知子政審会長に対して、民主党の高速道路無料化政策に同意しない、三党合意において同意しないような申し入れをしてまいりました。控室にしてまいりました。地球温暖化防止に関して何が最も適切な政策か、これからも考えながら環境部に対しては対策をお願いしたいと思います。
議案第9号船橋市旧西浦町事業所解体工事請負契約締結について質問します。
10ページには、工事の目的として、「周辺環境や解体作業時の安全に十分配慮した上で汚染土壌及び地下部分の溜まり水の処理並びに建築物内部残留物の汚染除去、処理処分を行い、施設を解体撤去」と述べています。
ここで、汚染物質の除去について質問いたします。議案書13ページの整地工事図には、1番として「PCB保管庫及び倉庫」となっております。これは現状では12ページの危険物庫の中にあると聞きます。PCB(ポリクロリネーティドビフェニル、ポリ塩化ビニール)は、1968年にカネミ油症事件の原因となった猛毒物質です。体内の肝臓に蓄積され、肝臓で私たちの体の中の解毒のために働いている酵素P450を破壊し残留し続ける危険性があります。まず、PCBはどのような経過でここに保管されているのか、この西浦事業所由来のものだけなのか、その由来をお聞きします。
そして、12ページの現状の図面では危険物庫となっていますが、やはりPCBの保管庫ですから、PCB保管庫と明記すべきだと思いますが、いかがでしょうか。そして、場所が移転されます。工事中にどのようにPCBを移設するのか、そのとき作業員に危険はないのかお聞きします。そして、今後どのように処理していくのか、永久保存するのか、いつかの時点で分解するのかお聞きします。
13ページには、塩化水素除去室というのがあります。この塩化水素除去室がここにある経過についてお聞きします。塩化水素の除去のための中和剤には何が使用されているのでしょうか。
次に、議案第6号、リハビリ病院についてお聞きします。維持期リハビリについて、地域でできる維持期のリハビリが必要と思いますが、リハビリ病院でのリハビリと地域で行う維持期リハビリとの連携をどのように考えていますでしょうか。
次に、議案7号についてお聞きします。今後、出産一時金に関する取り扱いが、これは3年間の時限の措置となっておりますが、どのようになっていくかについて、市としてどのように把握しているのでしょうか。
次に、議案の第10号、下水道部に関する議案ですね。西浦下水処理場合流沈砂池機械設備更新工事請負契約について、かき出した沈砂はどのように処理するのでしょうか。汚水処理場からの処理もありますので、家庭由来の難分解性の廃棄物もあると思いますが、どのように分別していくのでしょうか。そして、汚泥は最終的にどのように処分しているのでしょうか。
そして、議案第11号について質問いたします。芝山1丁目の住民はいつから下水道使用が可能になる予定でしょうか。
以上で第1問とさせていただきます。
[財政部長登壇]
財政部長(山﨑健二)
朝倉議員のご質問にお答えします。
まず、地域活性化・公共投資臨時交付金の要綱についてでございますけれども、現時点では制度の概要を示した資料が県から送付されておりますけれども、具体的な要綱についてはいまだ示されていないところでございます。このため、今回提出させていただいております補正予算におきましても、制度概要の資料から交付額を推計させていただいておりますことから、最終的には再度財源の調整を図る必要があるものと考えています。
続きまして、政権交代の結果、国の補正予算の執行停止などの情報をどのように把握していくのかというご質問でございますけれども、現時点では、当然のことながら、国・県からの情報もなく、新聞報道による情報収集しかできない現状でございます。しかしながら、この点につきましては他の都道府県や市町村も同様ではないかと思っています。今後、新政権が発足すればより具体的な情報が発信され、国や県から情報が入ってくるものと考えておりますので、その対応につきましては、国に照会したり他の市町村と情報交換したりしながら、情報が入り次第、迅速かつ適切に対応していきたいと思っております。
続きまして、契約に関するご質問にお答えします。
ご質問の3つの工事の入札方法につきましては、すべてダイレクト型一般競争入札といたしましたけれども、議案第9号及び第11号につきましては、低入札価格調査基準価格を設定し、議案第10号につきましては、最低制限価格を設定して入札を行いました。このように、低入札価格調査基準価格と最低制限価格を設定する2つの入札方式の違いでございますけれども、基本的な考え方といたしまして、高度な技術を必要として、入札参加資格を大手建設業者に限る工事につきましては、低入札価格調査基準価格を設定して行います。これにつきましては、この基準価格を下回った場合におきましても、応札者が持つ経営体力等の理由から、当該契約の内容に適合した履行がなされると判断することによって、こういった取り扱いをやっている ということでございます。
最後に、昨年までの入札方式との変更点ということですけれども、厳しい経済状況や国土交通省からの指導等もございまして、そういった点に配慮しまして、今年度から今までの設計金額から一律数%を減じて予定価格を設定する、いわゆる俗に言う歩切りというものがございましたけれども、それをやめています。また、最低制限価格の設定につきましても、昨年度までは工事内容にかかわらず一律設定をしておりましたけれども、今年度から工事ごとに国交省の計算式に準拠したような形で算出することとしておりますものですから、基本的に工事によって最低制限価格の率が変動するような形になっています。平均して考えてみますと、おおむね2%程度最低制限価格が上がるような取り扱いになっているんではないかなと思ってお ります。ただ、これはあくまでも工事の内容によって変動するということでご理解いただきたい、かように思っています。
[企画部長登壇]
企画部長(鈴木俊一)
所管事項についてお答えいたします。
まず、地図データの統合管理に関してですが、全庁的な地図情報については、行政情報の共有化及び高度化を図るため、船橋市WebGIS運用推進委員会を設置し、運用を行っております。現在運用しているシステムは、都市計画決定情報を初め各所管課において作成した情報を約200種類の階層に登録しており、基本地図に重ねることにより数々の用途に活用しております。また、平成20年度から市道認定路線網図、都市計画決定情報、道路工事情報、地質調査資料の位置情報をホームページから照会することが可能となっております。今後は本事業で整備したデータを含め、地図情報の活用に関して所管課と協議しながら、船橋市WebGIS運用推進委員会において研究してまいりたいと考えております。
次に、駅舎のバリアフリー化についてですが、バリアフリー新法では、鉄道事業者は1日当たりの乗降客数が5,000人以上の駅施設について、高齢者、障害者等が施設内外の移動及び施設の利用を円滑に行うために必要な施設及び設備を整備し、連続した移動経路を1以上確保することが求められております。駅利用者の利便性を考慮すれば、朝倉議員ご指摘のように、出入り口が2カ所以上ある駅については、改札外のエレベーターも2基設置することが望ましいものと考えられます。この考えは各鉄道事業者も同様でございます。
しかしながら、各鉄道事業者は、バリアフリー化の整備には多額の費用を要すること等の理由により、法で求められている平成22年までの整備においては、まずは連続した移動経路の1つの確保をと考えており、2つ以上の経路については、1経路がすべて確保された後の課題であるとしております。市といたしましては、このような現状を踏まえ、出入り口が複数ある駅の設備につきましては、平成23年以降の国のバリアフリー化整備の方向性を注視するとともに、駅出入り口までの安全な通路確保については、関係部局と連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
[市長公室長登壇]
市長公室長(松戸徹)
中学校の防災備蓄に関連するご質問にお答えいたします。
今回の補正で残り4校となるわけですけれども、その学校への対応についてですが、これまでも市といたしましては、未整備校については市内の消防分署などに併設している10カ所の防災備蓄倉庫の備蓄品を活用して対応するという考えで来ています。今後、未整備となる4校の対応として、周辺の小学校への備蓄量を増加することについては、今後検討してみたいと考えておりますけれども、現時点では、私どもは従来どおり、防災備蓄倉庫の備蓄品を活用して対応してまいりたいと考えております。
以上です。
[福祉サービス部長登壇]
福祉サービス部長(中嶋祥治)
住宅手当緊急特別措置事業についてお答えいたします。
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今回の住宅手当緊急特別措置事業につきましては、全くの新規事業でございます。各自治体において、予算積算に苦慮することが予想されたため、厚生労働省より予算額の算定に当たって一定の考え方が示されております。
具体的に申し上げますと、市内の完全失業者数に住宅をお持ちでない方の割合や、世帯主である方の割合を乗じ、申請率を8割として申請者数を推定しております。支給月数については、再就職した時点で支給が打ち切られることや、今年度分としてフルに支給しても年度末まで6カ月であることにかんがみ、1人当たり3カ月としたものでございます。不足するような状況が見込まれるときには、厚生労働省と協議してまいりたいと考えております。
次に、介護従事者支援事業補助金についてお答えいたします。
市として、ホームヘルパーの労働条件の改善のためにどのような施策をとっていくのかとのご質問でございますが、介護保険制度を安定して継続していくためには、その仕組みの中で労働条件、つまり賃金アップなどが改善されることが重要なものと考えております。これらの改善のため、国においては平成20年度に介護報酬の3%プラス改定などを行ったほか、また平成21年度補正予算において、約4000億円規模の介護職員処遇改善交付金が設けられ、介護報酬とは別に常勤換算で介護職員1人当たり1万5000円の賃金改善が図られたところであります。
市といたしましては、その側方からの支援として、介護関連職種の求職者に対する就労支援及び介護従事者新規参入者の促進のため、今回のヘルパー2級資格取得に要する費用の補助事業を行うものであります。
以上でございます。
[子育て支援部長登壇]
子育て支援部長(川名部芳秋)
議案第1号に関するご質問の所管事項についてお答えいたします。
今回補正予算に計上いたしました2件のほか、今年度は定員60人の保育園新設と、20人の定員増を伴う保育園増築が予定されており、22年4月には、ことし4月に比べ215人の定員増が実現する予定でございます。しかしながら、未就学児童の増加や新たな保育需要が見込まれることから、22年4月の待機児童数を大きく減らすことは難しいものと考えております。22年度につきましても、保育園や分園の新設、定員増を図るため、建て替え、増築により300人以上の定員増の実現に向けて、現在、社会福祉法人等との協議を進めております。23年度以降も民設民営の保育園整備を基本に、できる限りの定員増を図りたいと考えております。
次に、保育所分園のご質問ですが、国の要綱では分園には調理室の設置要件はありません。また園庭については、保育園の付近に公園や広場等がある場合には、これを園庭にかえることができる旨が、児童福祉施設最低基準に規定されております。これらの理由により、船橋あおぞら保育園分園には調理室と園庭が設けられておりませんが、まず給食については、法人の車両で5分程度の距離にある本園で調理した給食を運搬専用の密封容器に入れて、栄養士などが食事時間に合わせ配送します。次に、園庭については、分園の近くにあり徒歩で移動できる公園や、車両による移動で本園の園庭を外遊びに利用するなど、対応を図っております。また、延長保育は、本園、分園、それぞれにおいて午後8時まで実施しております。
以上でございます。
[保健所理事登壇]
保健所理事(宇都和人)
結核予防費に関するご質問にお答えいたします。
無保険の結核罹患者発見までの経過の事例を挙げますと、まず1例目として、飯場で発見されたケースです。飯場では既に結核患者が1名発見されていたことから、保健所が社員、入居者を対象に接触者検診を実施したところ、新たに男性1名の患者が発見されたものでございます。結核菌を排菌していたことから、結核専門病院に入院勧告をいたしましたが、無保険者であったことから、生活支援課と連携の上、生活保護につなげております。
2例目ですが、漫画喫茶に起居する男性です。倦怠感、体重減少などの症状がありながら受診せずにおりましたが、本人、我慢の限界を超え、みずから医療機関に受診したところ結核と診断され、医療機関からの発生届により入院いたしました。無保険者であったため、受診料は生活支援課の急迫保護制度を利用し、生活保護につなげました。
最後に、3例目でございます。サウナ、カプセルホテルに起居する派遣社員の男性が勤務先で倒れ、救急搬送され、入院したケースでございます。この方も無保険者でございましたので、生活保護につなげております。
以上でございます。
[管理部長登壇]
管理部長(松本清)
所管事項並びに関連事項についてお答えいたします。
初めに、市の学校事務職員への配備でございますが、今回の補正予算で要求させていただきましたのは、政府の経済危機対策におけるスクールニューディール構想に基づく学校ICT環境整備事業の一環として、補助金を活用しての整備となっております。この事業の目的は、教員の使用する校務用パソコンを整備することにより教員の事務の効率化を図ることから、学校事務職員は対象としておりません。
2点目の情報管理の方法についてでございますが、個人情報をパソコン本体に保存しない、個人情報は保管用USBメモリに保存し施錠できる場所に保管する、個人情報は原則として学校外には持ち出さない、データにはパスワードを設定するなどをさらに徹底してまいりたいと考えております。
次に、プリンタにつきましては、1台に統合されることになります。
次に、学校内のパソコン相互のデータを送り合うことができるかとのご質問です。データを送り合うことは可能であり、教員相互が情報を共有することができます。
5点目のパソコン本体に保存してあるデータをUSBメモリに持ち出すことができるかとのことでございます。今回の校務用パソコンの設定では移しかえることは可能でございます。
次に、小学校特別支援学校に今回配備されております教材提示用カメラは、顕微鏡の画像を画面上に映し出せるのかとのご質問でございますが、附属品となる顕微鏡アタッチメントをつけることで可能になります。また、これまでの設備で顕微鏡の画面を映し出すことができたのかとのことでございます。小学校22校につきましては、教材提示用カメラと顕微鏡を組み合わせて映し出すことはできます。その他の32校につきましては、デジタル顕微鏡が整備されておりますので、それを活用して映し出すことは可能でございます。
以上でございます。
[学校教育部長登壇]
学校教育部長(阿部裕)
市立船橋高等学校の教材提示用カメラ整備についてのご質問にお答えいたします。
教材提示用カメラを活用した授業展開の有効性につきましては、教育委員会としても十分に認識しておるところでございます。しかしながら、今回の補正予算につきましては、財源となる臨時交付金も限られておりますことから、小・中・特別支援学校を優先したものでございます。市立高校の整備につきましては、今後、関係部課と協議し検討してまいりたいと考えております。
[消防局長登壇]
消防局長(山崎喜一)
答弁に入らせていただく前に、このたび本市消防局職員が起こしました不祥事に対しまして、被害者の方に深くおわびを申し上げます。また、市民の皆様並びに市議会の皆様に対しましても、深くおわび申し上げます。当該職員には懲戒免職の処分を、また管理監督責任として、私を含む4名が文書による厳重注意処分をお受けいたしました。今後、不祥事の再発防止に徹底を図り、全職員一丸となり、失われた信頼の回復に努めてまいります。まことに申しわけございませんでした。
それでは、所管事項の答弁に入らせていただきます。
まず、隊員輸送車と資機材搬送車の利用方法についてでございますが、緊急時は自然災害や特殊災害時の災害現場への隊員の輸送と資機材の搬送を目的としております。平常時は消防ラインの訓練等における人員の輸送と訓練用資機材の搬送として運用しております。また、車両の配置場所については、新規に北消防署行田分署に隊員輸送車を配置し、東消防署前原分署の資機材搬送車を更新する予定でございます。
次に、消防水利データに関して、市のホームページ上で閲覧することにつきましては、今後関係部局と協議、検討してまいります。また、消防水利が現地においても確認できるよう番号表示することにつきましても、今後の課題として検討してまいりたいと思います。
以上でございます。
[環境部長登壇]
環境部長(小山澄夫)
議案第9号に関するご質問についてお答えいたします。
PCBがどのような経過でここに保管されているのかについてですが、PCBの問題が発生いたしました平成13年に、市内の小中学校や保育園で、PCBを使用した蛍光灯安定器やコンデンサーについて交換を実施しました。不要となりました安定器等は、当時処分する技術、施設がないため、保管する必要が生じ、有害なものが含まれていることから、学校等での保管を避け、安全に保管する場所を検討し、一括して旧西浦町事業所内の危険物庫に保管することにしました。
次に、現在、PCBを保管している建築物を「危険物庫」と標記しているのは、昭和49年の建築当初は設備機器のメンテナンスに必要となる油等の危険物を貯蔵していたことによるもので、財産台帳上の用途と表現を統一したことによります。ちなみにPCBの保管は、平成13年8月以降となります。
工事中はどのように移設するのかについてですが、PCBの移動は敷地内であるため、特別管理産業廃棄物の収集運搬業許可業者にその委託を行う必要はありませんが、PCB廃棄物収集運搬ガイドラインに従い、安全に実施することとしています。
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今後はどのように処理していくのかについてですが、平成13年に制定されましたポリ塩化ビフェニール廃棄物の適正な処理に関する特別措置法に基づきまして、PCBの処理を行う唯一の事業者である日本環境安全事業株式会社が運営する処理施設に委託して処理をする予定です。旧西浦町事業所にありました塩化水素除去設備は、ごみの焼却により発生した排ガス中に消石灰の粉末を吹き込むことにより、塩化水素と化学反応させ、反応生成物である塩化カルシウムを電気集じん機で捕集し除去するものです。
この施設の中に残留物はないのかというご質問ですが、残渣については施設稼働時に在籍しておりました職員へのヒアリングや現地確認により、残渣が残っていないことの確認を行っております。
以上でございます。
[健康部長登壇]
健康部長(渡辺貴正)
議案第6号の質問にお答えいたします。
リハビリ病院と地域における維持期リハビリの連携についてでございますが、回復期リハビリを提供するリハビリ病院が整備され、リハビリ病院の退院患者を含む地域で生活する高齢者が寝たきりとならないよう、維持期リハビリの充実が今後の課題となります。リハビリ病院では、患者の退院時に病院スタッフがかかりつけ医、ケアマネジャー等、維持期リハビリ関係者にこれまでの容体等の情報を提供しております。また、自宅に帰ってからは、寝たきりとならないよう維持期リハビリ関係者と連携し、訪問リハビリ等、必要なリハビリを提供するとともに、維持期のリハビリ関係者の技術、知識の向上を図るための研修、助言、その他の支援を行うなど、連携を図ってまいります。
次に、議案第7号につきましてお答えいたします。
今回の出産一時金等の4万円の引き上げは、緊急的な少子化対策として、平成21年10月1日から平成23年3月31日までの間に実施する暫定的な措置となっております。国におきましては、平成23年度以降の出産育児一時金制度につきまして、妊産婦等被保険者の経済的負担の軽減を図るための保険給付のあり方及び利用者負担のあり方について引き続き検討を行い、検討結果に基づき所要の措置を講ずることとされておりますので、今後の国の動向を注視し、迅速な対応を図ってまいります。
以上でございます。
[下水道部長登壇]
下水道部長(湯浅勇)
議案第10号西浦下水処理場合流沈砂池機械設備更新工事の請負契約の締結について順次お答えいたします。
かき出した沈砂の処理についてお答えいたします。かき出された沈砂は、千葉県より産業廃棄物処理業の許可を受けた処分業者へ委託しております。
次に、家庭由来の難分解性の廃棄物などはどのように分別するのかについてお答えいたします。沈砂池では、流入水の中から比重の大きい無機物や浮遊物を除去することで、処理施設や放流水に土砂の堆積や汚染を防ぎ、ポンプ及び処理施設の摩耗や閉塞を防ぐ役割を持っております。基本的には、難分解性の物質が流出する工場などは市内にはございませんが、また生活排水からの流入も考えにくいと思っておりますが、下水道のパンフレットにもありまして、工事の説明会にはそれらについて下水道のほうへ流入しないようにという啓発を行っております。仮に流入してしまった物質は、比重が大きければ沈砂池で除去し、比重が小さければスクリーンで除去いたします。
次に、汚泥はどのように最終処分しているのかということについてお答えいたします。汚泥処分につきましては、水分濃度が65%程度まで脱水した後、建設資材やコンポスト化により有効利用を図っております。
引き続きまして、議案第11号高瀬・飯山満幹線管渠築造工事請負契約の締結について、芝山1丁目の住民はいつから下水道使用が可能になるのかということでございます。本工事の整備によって面整備が可能となるエリアのうち、飯山満処理系統に属します飯山満1丁目地区(9月10日「芝山1丁目地区」と訂正許可)の整備予定でございますが、幹線工事の完了が平成23年度末でありますことから、平成24年度より面整備を行い、おおむね3年から4年で順次供用開始していく予定でございます。
以上でございます。
[朝倉幹晴議員登壇]
朝倉幹晴議員
第2問をさせていただきます。
議案9号船橋市旧西浦町事業所解体工事請負契約締結に関して、設計金額の42.74%で落札したということで、そもそも設計価格が不適切であったのではないでしょうか。
次に、結核予防費についてのご答弁をお聞きしました。飯場や漫画喫茶やサウナで発見されたということですね。安定した住居や収入がない方々に対する結核検診に関して、飯場についてはこれまでと同様、検診を続けていってほしいと思います。漫画喫茶やサウナ、あるいは野宿者については、検診などで発見する体制ということが船橋では確立されていませんが、大阪の西成、釜ヶ崎、あるいは山谷、あるいは荒川区で荒川医療の会というのがあって、さまざまな医療支援が試みられています。船橋の医療支援で野宿生活者、漫画喫茶、サウナなどを定常的に利用されている人々へのきめ細やかな結核のフォローも考えるべきだと思いますが、医療支援について考えている方向性はあるでしょうか。
次に、学校教育、管理部のことについて質問いたします。
今回の交付金は学校教員用であって、学校の事務員には残念ながら配給されないということであります。だとしたら、市の単独事業でもいいので、市の事務職員に配備すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
次に、情報管理についてお聞きします。先ほどUSBで持ち出せるということになっております。そして、情報管理に対する心得で、個人情報は持ち出さないというようなことになっていますが、これが個人情報なのか、あるいは一般的な個人情報が入っていない文書なのかというのは、今の時点では教員その人が判断しているという状態になっています。これでは教員の判断が間違った場合に個人情報の持ち出しは防げないのではないでしょうか。
ある予備校でのシステムを紹介させていただきます。今回の市の予算で配備される、学校の、例えば10台のパソコンが1つのプリンタに統合されていくと。そして、パソコン同士の相互の情報データがやりとりできるというところは同じ状態であります。個人情報の持ち出しについてはどうなっているかというと、文書、個人情報区別なく、原則的に機械から吸い出せない形になっています。入れ込むことはできるんですが、吸い出すことは原則的にできません。出すときには校舎長の許可が必要になっております。そして、なおかつ個人情報を持ち出すときのUSBは非常に高い金額がするんですが、パスワードだけではなく、さらにセキュリティー設定が強い設定になっておりまして、このような情報管理をしていかないとまた同じ事件が� ��り返されるのではないかと思いますので、これらの事例も含めて研究していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
次に、駅のバリアフリー化について質問いたします。(パネルを示す)高根木戸駅については、西側に外づけエレベーターがつくという話です。しかし、西口側のガードレール内の歩道は非常に狭い。例えば東側から来た人が、一応踏切は車いすでも通れるようになりましたので踏切を通ったとしても、踏切から西口にアクセスするときの状態がこのようになっております。電柱や草もあり、車いすでは通りにくいです。少なくとも電柱の移設や、車いすなど1台でも通れるように整備すべきだと思いますが、いかがでしょうか。(「浦田さんに言えよ」と呼ぶ者あり)浦田さんも今回代表をしていますのでね。
(パネルを示す)次に、下総中山駅に関しては、南口に6段の段差があり、その改善については、私はJR東日本の株主総会でも3年前より要請しております。これまでJR東日本と市の間でどのような協議があり、なぜ今の時点で実現していないのかお聞きいたします。これが実現しないと南側からの人は、下総中山駅内にエレベーターができても、車いすの利用者は利用しにくい状態になっておりますので、その経過についてお聞きいたします。
次に、PCBについては、将来的にほかの団体に分解をお願いするということであります。先ほど下水処理場の沈砂の処理のありました、産業廃棄物の処理もありましたが、聞くところによると、銚子まで運ばれるという話を聞いております。そして今回のPCBの分解処理は、東京に住所がある団体だということを聞いております。そして、私たち船橋で出したごみの最終的な処分が船橋市外で処分されるわけですが、私たちはやはり船橋市で出たごみは、あるいは関連物の処理を、最終的に処分されるところの近隣住民に迷惑をかけない形での責任を持っていく必要があると思います。その意味で、船橋市でのPCBの廃棄物が東京の処理場所の住民に迷惑を及ぼしてはいけないので、処理方法についてお聞きします。
処理方法については、高温で短時間処理する方法と、もう1つ、(パネルを示す)これがPCBの化学式で、ちょっとベンゼン環、フェニル環が……(「見えないよ」「反対だよ」と呼ぶ者あり)これでいいですか、ちょっとひん曲がっていて申しわけないんですけど、ベンゼン環、フェニル環が2つあって、そこに塩素がくっついている。この塩素とベンゼン環の部分は炭化水素ですけど、この部分が非常に危険なんですね。有毒物の多くは有機塩素化合物です。塩素と炭素との結合が残った状態で廃棄物がなされると、それがダイオキシンの発生につながっていきますので、今、新しい方法として、この塩素の部分を水素やナトリウムに置換してから処理するという方法も考えられていると聞きます。高温処理、短時間の処理方法では温度� �理が難しく、場合によってはダイオキシンなどが発生すると聞いております。どちらの方式なのか、あるいは別の方式なのか、どの方法でダイオキシンなどの有毒物質が出る危険性があるPCBを処理していくのか、お聞きします。
以上で第2問とさせていただきます。
[環境部長登壇]
環境部長(小山澄夫)
議案第9号に関するご質問についてお答えいたします。
本工事は焼却施設の解体という特殊性から、ダイオキシン類の暴露防止対策を考慮しながら施工する必要があります。そのため、本工事の設計は、一般的に採用されている工法で積算を行っています。しかしながら、ダイオキシン類の暴露防止対策は、技術ノウハウ、工法が施工各社により異なるため、本工事では仕様書の意図を十分に反映した同等以上の工法がある場合には、他の方法の選択も可能としております。本工事は、最低制限価格を設けないダイレクト型一般競争入札で行われたことから、結果として、より入札金額が低くなる工法の採用を前提とした入札書の提示が各社からあったと考えています。以上のことから、設計価格は適切であったと考えております。
次に、東京で行われているPCB廃棄物の処理方式についてお答えいたします。
千葉県内で保管されておりますPCB廃棄物の処理は、日本環境安全事業株式会社が東京都江東区に設置しております東京PCB廃棄物処理施設で処理しております。
処理方式はということですが、東京PCB廃棄物処理施設の処理方式は2系統ありまして、東京電力株式会社が保管しております柱上トランス等の処理として、塩素基を水素基に置換する脱塩素化分解法を採用し、一般事業者が保管している高圧トランス、安定器等の処理は、超臨界状態で酸化剤により二酸化炭素、水、塩酸に分解する水熱酸化分解法を採用しております。この処理方式により平成17年11月から稼働しておりますが、通常の状態ではダイオキシン等の有害物質は発生していないと聞いております。
以上でございます。
[保健所理事登壇]
保健所理事(宇都和人)
結核予防費の2問にお答えいたします。
医療支援の対応でございますが、先番議員にもお答えいたしましたが、本市においては、保健所で患者発生を探知した後、患者調査を行います。その状況に応じまして生活支援課と相談、生活保護法による対応、またはホームレスの自立の支援等に関する特別措置法により、地域福祉課と連携し、生活者の生活相談、福祉貸付等の対応を実施しております。野宿者、漫画喫茶、サウナなどの定常的利用者への医療支援につきましては、今後広く関係部課と連携・協議してまいりたいと考えております。
以上でございます。
[管理部長登壇]
管理部長(松本清)
再質問にお答えいたします。
市の学校事務職員へのパソコンの配備につきましては、パソコンでの事務処理、事務量、事務の効率化、必要性等々を勘案し、パソコン整備について検討してまいります。
[学校教育部長登壇]
学校教育部長(阿部裕)
学校の情報管理につきまして、第2問にお答えいたします。
校務用パソコン整備に伴う学校の情報管理体制づくりにつきましては、大変重要なことと認識しております。ただいま議員からご紹介いただきました予備校の情報管理システムにつきましても、その方策の一つとして今後研究をさせていただきたいと思います。
以上でございます。
[道路部長登壇]
道路部長(山本哲夫)
朝倉議員のご質問にお答えいたします。
ご質問の高根木戸駅西口に面した市道56-015号線につきましては、駅からバス通りの高根公団3号踏切までの間が特に狭く、車道付近が約3.6メーター、ガードパイプで挟まれた歩道付近が約1.2メーターで、場所によってさらに狭くなっております。議員が言われますように、車いす通行の問題もありますことから、エレベーター設置に合わせ、関係部署及び鉄道事業者とも今後論議してまいります。
以上でございます。
[企画部長登壇]
企画部長(鈴木俊一)
下総中山駅南口の階段の段差改修についてお答えいたします。
駅のコンコースは、原則として鉄道を利用される方々への供用を目的に整備されていることから、段差解消はJR東日本が行うことになります。階段の段差解消については、本議会でも再三取り上げられ、市民の皆様からの強い要望もありますことから、市といたしましては、エレベーター設置に係る協議とあわせて、継続的にJRに要請してまいりました。
しかしながら、下総中山駅につきましては、北口を利用することにより、改札口までのバリアフリー化された経路が1つ確保されているとの考えから、JRは法的にバリアフリー化が未整備の駅の整備を優先したいとしております。また、南口は階段をおりるとすぐ道路に接しており、スロープ設置などによりバリアフリー化することが非常に困難な状況にあります。このため、現時点におきましては、平成23年以降のバリアフリー化整備の方針が国から示されていないこともあり、協議の進展は困難となっております。
以上でございます。
[朝倉幹晴議員登壇]
朝倉幹晴議員
設計金額が42.74%という議案9号の話については、やはり今後は技術革新も見越した設計をする業者に委託するか、市としてこの調査をすることを要望いたします。
次に、結核予防費に関してですが、きのう船橋駅で「ビッグイシュー」を売っている方とお話をしました。もし病気になったときにはどうしますかとかいろいろ聞いてみたんですが、そうしたら「船橋は特に何もやっていないので東京でやる」というふうに言っておりました。やはり、野宿生活者とか、なかなか安定的に住居を持てない方、収入を持てない方に対する医療に関するケアが必要となってくると思います。「ホームレス研究」という本、あるいは新宿区の新宿ホームレス支援機構が出している機関誌「シェルタレス」という本も出ておりまして、この中でも医療支援についてさまざま書かれております。この中では、対象者がいる現場に行って検診をする体制をつくることが何よりも大切であるという話が出ておりますので� ��ぜひこういう事例なんかも含めて検討していただくことを要望いたします。
次に、管理部が学校事務員に対してようやくパソコンの支給を検討していただけるということで、初めて前向きな方向だと思いますので、歓迎いたします。パソコンがすぐに配備されればいいんですが、例えばなかなか配備が行えない場合には、例えば今回来たパソコンの1台、教員用の1台が、教員が事務室でも使うことがあるという名目でそこに置くというような手段も一つあり得るんじゃないかと思いますので、そういうことも含めて緊急的に、緊急配備できれば一番いいですので、まず緊急配備を考えて、もしそれが難しい事情があったら、そういうこともお考えいただければということを要望いたします。
次に、下総中山駅について質問をさせていただきます。下総中山駅の南口の6段の段差解消が難しい状態となるとすると、(パネルを示す)現状では4つの南口からの北口方向に行く道があるわけですね。一番左上が西友の中を突っ切る方法。そして、その下が文教堂の中を突っ切る方法。そして、第1駐輪場の中を突っ切る方法。そしてもう1つが49番という柱があるんですが、(予定時間終了2分前の合図)そのわきを突っ切る方法です。現状では49番の柱のところが一応道となって利用されていますが、果たして49番の道を通ることが公式に認められているのかどうか、非常に不安なところがありますので、もし緊急に階段の解消が、バリアフリー化ができないんだったら、例えばもう一つの手段として、47番の柱のところに、高架下のとこ ろに発電機があるんですが、これを少し移設させれば非常に南口に近いところから北口に抜ける道ができます。そういうことも含めて、JRと緊急対策として協議していただければと思いますが、いかがでしょうか。
最後に、PCBについて要望させていただきます。1968年にカネミ油症事件で問題になったPCB。それが2009年の現在でも分解されずに保存せざるを得ないと。そういうような状態になっていること自身に、廃棄物問題の深刻さがあらわれております。将来、この西浦事業所に新しい施設ができてPCBが完全に分解された後でも、廃棄物問題というのは40年も引き延ばされるような非常に危険な問題なんだということを将来に伝えていくために、例えば「PCB保管庫」という表示をずっとその場に残し続け、そして船橋市内のPCBがどのような経過でここに落ち着き、最終処分まで40年、保存されていたのは2001年からですけど、40年も問題になってからかかっていたのかということをきちんと明記し、環境教育の場として位置づけていくことを、そして未� ��の世代に廃棄物問題の深刻さを伝え、そして廃棄物を出さないような社会づくりをしていくことを今後考えていくことを要望いたしまして、私の質問とさせていただきます。(予定時間終了の合図)
[企画部長登壇]
企画部長(鈴木俊一)
高架下の用地を活用して南口から北口へ抜ける通路を整備できないかとのご質問ですが、まず文教堂書店と王将の間の通路につきましては、王将に問い合わせましたところ、現在、王将の管理地になっているとのことでございました。店舗の営業時間に合わせて、午前10時から午後11時までの間に限り通行できますが、それ以外の時間帯については施錠しているとのことでございました。このため、現状において公の通路としての表示をすることは難しいものと考えております。
また、発電機を移動させて通路を開設すること等のご提案をいただきましたが、市といたしましては、このご提案も含めまして、高架下の用地を活用した通路の新設及び整備につきまして、JRに協議してみたいと考えております。
以上でございます。
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